保育園に行ってきました!
2月16日の木曜日、保育園に行ってきました!
僕たち農業後継者は、昨年度より宇和島の子どもたちに野菜や果物のことを知ってもらおう!ということで、市の職員と共に、メンバーが交代で保育園・幼稚園におじゃまし、微力ながら食育活動をしております。
宇和島は、みかん作りが盛んな所ですが、中心部は意外に都会的(?)なので畑は少なく、農業と触れ合う機会がない子どももたくさんいるので、農家のお兄さん(おじさん?!)と接し、農産物をもっと身近に感じてもらおうという活動です。
そして今回、初めて僕にその大役がやってきました!
僕は子どもは大好きですが、こういうキチッとした場で接するのは慣れていないので、前日から内心ドキドキ…そんな中、当日の朝を迎えました。
今回おじゃましたのは、国道からちょっと入った住宅街にある、美徳保育園さんです。
園児の数は40~50人くらいでしょうか?さほど大きくはないですが、元気いっぱいの子どもたちが迎え入れてくれ、緊張もちょっと和らぎ、スタートしました!
当日の進行は市の職員さんが、春に花が咲き、夏に実が大きくなり、秋に収穫をするといった流れを、かわいいキャラクターが登場する物語に乗せて進めてくださるので、僕はその中でみかんの説明や質問に答えていきます。
しかし難しいのは答えではなく、説明する言葉…。
みかん農家になり4年、経験を積み、少しずつ知識も増えてきたとは思うのですが、
「おいしいみかんが育つのに大切なことはなんですか?」
この答えに詰まります…。
「水分や肥料分をコントロールし、木に合わせた摘果作業を…」なんていう答えはここではNG!!
シンプルで、子どもたちにスッと伝わる言葉が必要な訳です。
「お日さまをいっぱい浴びさせて、みかんの木に毎日やさしくすることが大切ですよ」
これの方が正解です。
…ここで気付かされます!
自分で身についていると思っていた知識というものは、実は小難しい知識ばっかりで、物事の本質が抜けているのではないのか…と!
子どもは本質を見抜く達人、子どもに伝わる言葉がパッと出てきてこその知識!そんなことを考えてしまいました。
まさか、このお兄さんが逆に子どもたちに教わるとは…ものすごく勉強できた一日となりました!
また当日は、今が旬のポンカンを持って行ったのですが、小さな子どもたちがバクバクと食べてくれたことが何よりです!
「この子はいつもみかん食べないけど今日のはよく食べるわ~」と、先生も僕をよろこばせてくれます☆
世の中では子どものみかん離れが進んでいると騒がれますが、この光景は僕たち農家の希望です。
前日から緊張してしまうのは嫌ですが、それでもまた行きたいな~と思います!
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コメント
いい活動やね。
袋井南幼稚園にも来て欲しいな~。
でもギリギリおじさんやね
投稿: しょうこ | 2012年2月21日 (火) 10時11分
保育園楽しかったよ~!機会があればこういう活動にもどんどん参加したいです☆あと五年はお兄さんで!
投稿: ニノファーム しょうこさんへ | 2012年2月23日 (木) 22時35分
スマイルハートが一番本物ってことですね。いけてる取り組みだ。
投稿: 噂のT | 2012年5月24日 (木) 17時55分
コメントありがとうございます!このような活動は本当に大事ですよね。依頼があれば今期も継続していきます!
投稿: ニノファーム 噂のTさんへ | 2012年6月 3日 (日) 20時25分